「うつ病でひたすら寝てるけど、これでいいのだろうか。いつまで寝て過ごしていていいんだろう。休職期間中どう過ごせばいいのかな?」
と悩んでいませんか?
私は新卒入社のIT企業で働いて、2年目でうつ病を発症しました。
1年ほど休職して、現在は気持ちも睡眠時間も安定して、元気に過ごしています。
うつ病はひたすら寝ていて大丈夫【やることは3つだけ】

次の3点が大切です。
- ひたすら休む
- 先生にきちんと報告する
- 処方された薬はちゃんと服用する
以上の3つです。
これが意外と難しいと思うので、この3点について解説します。
ひたすら休む
まずはひたすら休みましょう。
うつ病は、しっかり休んで、心にエネルギーを貯めなおさなければ、回復できません。
「休職なんてしてしまって、自分はなんてダメなやつなんだ、何かしないと。」と思う気持ち、わかります。
周りも、「寝てばっかりいないで、少しは何かしたら?」なんて言ってくるかもしれません。
でも、あなたは今まで頑張ってきたから動けなくなっているのです。
誰よりも頑張ってきた自分自身をいたわってあげて、しっかり休ませてあげてください。
先生にきちんと報告する
先生には、どんな風に毎日過ごしているか、どんな気持ちになるか、をきちんと報告しましょう。
これ、意外と難しいんじゃないでしょうか?
今まで人に苦労を掛けないように、自分で頑張ってきた人って、他人に「しんどい、助けて」ってなかなか言えません。
つい大丈夫な強い自分でいたくて、
「多少気分が落ちこむこともありましたが、まあそれなりです。よくなっている気がします。」
なんて言ってしまうんじゃないでしょうか?
私は言っていました。
「大丈夫」と言っている限り、先生も適切な対応ができません。
意識しても言えないこともあると思うので、その場合は気持ちやしんどさをメモに書いて持っていくなどして、先生にきちんと報告しましょう。
処方された薬はちゃんと服用する
これもとても大切です。
私は最初、自分がうつ病で薬を処方されている、という現実を認めたくなくて、ちゃんと飲んでいませんでした。
結果3か月間、全く回復せず、無駄に過ごしてしまいました。
(先生も気になったときに服用すればいいとおっしゃったんですけどね。その後病院を変えて無事回復しました。)
何となく脳に作用する薬って怖い、と思う気持ちもわかります。
でも飲まないで過ごす方が、時間と自尊心を減らすことになると思うので、処方された薬はきちんと服用してください。
そのままダメ人間になることはありません

「そんなこと言われても、ずっと寝てたら元の生活に戻れなくなって、そのままダメ人間になっちゃうんじゃ…」
そう思うかもしれませんが、きっと大丈夫です。
あなたは、頑張って頑張りすぎてうつ病になったのでしょう。
そんな頑張り屋さんが、そのままダメ人間になってしまうなんてこと、無いんじゃないでしょうか。
また、人は飽きるものです。
しっかり休憩ができたら、何かしたくなります。
私自身、最初はひたすら寝てましたが、だんだん活動意欲が出てきて、睡眠時間も8時間程度に落ち着きました。
大丈夫。あなたはきっと回復します。
うつ病の回復はひたすら寝ることから

最初は寝て過ごしましょう
出来ないことに落ち込む必要はありません。うつ病とはそういうものです。
風邪をひいたら、一晩ぐっすり寝るでしょう?場合によって二晩かもしれない。インフルエンザの場合はお風呂も入りたくなくなるでしょう?
うつ病は風邪より、回復にエネルギーと時間がかかるだけです。
まずはしっかり休んでくださいね。
何かしたいと思うようになったら
そのうち、「何かしないと」ではなくて「何かしたいな」と思うようになったら、少しずつ活動を始めてもいいかもしれません。
ここは先生に相談して始めてください。
一般的には図書館に通うなどして、人と接触する時間を徐々に増やしていきます。
でもようやく布団から起き上がれるようになったのに、すぐに外に出るのは、個人的にはお勧めしません。
まずは家の中から、徐々にできることを増やしていくのが良いと思います。
おすすめは今まで見たことあるアニメ・映画を流すことです。
私は、布団から出れても外には出たくなかったし、テレビなどの新しい情報も刺激が強くて嫌でした。
そこで、アマゾンプライムやHuluなどで、見たことあるアニメを流していました。
銀魂・シティーハンターを全話3回は流しましたよ。
ポイントは“見る”のではなく“流す”ことです。
見ると疲れてしまいますもんね、受け身でできることから始めるのが良いと思います。
大丈夫。あなたはきっと回復するし、未来はきっと明るいです。